ママさんのためのサッカールール講座
お子さんがサッカーしているママさん!サッカーのルールを覚えましょう!もちろん、サッカーは「手を使ってはいけない。相手ゴールにボールを入れる。」と言うのは判っているかと思いますが、その他にもたくさんのルールがあります。ここでは、ママさん向けにサッカーで良くあるシーンについてのルールを簡単に説明します。
オフサイド
自分の子供のチームがシュート!ボールはゴールへ。応援ゾーンからは「わー!!!」と歓声。しかし、審判の笛の音。「えっ、なに?どうして?」と言う事があったことはありませんか?
そうです。オフサイドと言うファールです。
まずは基本的なオフサイドのルールを説明します。
青のユニフォームが攻撃しています。赤のユニフォームのチームが守備をしている状況です。
青の(1)の選手が(2)の選手にパスを出しました。この時、青の(2)の選手は守備側の赤のチーム
の一番後ろに居る選手(キーパーを除く)よりも前でパスを受けました。
この時に青のチーム(2)の選手はオフサイドを言うファールになります。
では、動画で確認してみましょう。
さて、何故、オフサイドのルールが難しいと言われるかですが、オフサイドには様々なパターンがあるからです。ここでは詳細な説明は省略しますが、攻撃しているシーンで副審が旗を上げた場合はオフサイドです。
審判が3人居る場合は副審がオフサイドの判定をします。ですが、小学生の試合だと常に3人の審判を用意
する事も出来ない事もあり、一人審判の場合もあります。このような場合、オフサイドを正確に判定するのは、かなり困難です。このような際にはオフサイドだと思っても、クレームは付けないようにお願いします。
キーパーへのバックパス
サッカーで唯一、キーパーだけがペナルティエリア内では手を使えるのは知っていると思いますが、
お子さんのサッカーの試合でこんなシーンを良く見ると思います。
自分のお子さんのチームの守備の選手が相手チームの選手が寄ってきた為、同じチームのキーパーに足で
パスを出しました。キーパーの子は手でキャッチはせずに足でボールを蹴り出しました。ミスキックをしてしまう事もあるでしょう。
こんな時に「なんで、手で取らないの?」と思いませんか?
味方選手からのパスを手で取ってしまうとファールになってしまうのです。ファールになるとゴール前からのフリーキック(間接)となり、大ピンチになってしまいます。
ちなみにこれは足(靴の部分)でパスをした場合です。ヘディングや体でパスをした場合はファールには
なりません。
では動画で確認してみましょう。
このファールがあった時は間接フリーキックと言って、最初に蹴る人が直接、ゴールに入れる事は出来ません。また、ゴール前には守備側の選手が並ぶ事も出来るので意外とゴールにはならないものです。
後ろからぶつかる(バックチャージ)
小学生の試合でも高学年になるとルールが厳格に適用されるようになり、試合中、ファイルより、プレーがストップする事が良くあります。相手の選手に足を引っ掛けられたり、蹴られたりして転んだ選手が居れば、
ファールだと判ると思いますが、「えっ、今、何したの?ファールなの?」と言うシーンも良くあると思います。
そのようなシーンで一番多いのは、相手選手に後ろからぶつかる“バックチャージ”と言うファールです。
サッカーでボールを持っている選手が見えない後ろからぶつるかるのは非常に危険なプレーですので、これは
反則(ファール)になります。
サッカーコート(ピッチ)の角(隅)でボールをキープしている選手から、ボールを取ろうとすると後ろから、攻めるしかなく、このバックチャージとなるケースが良くあります。
キーパーのパントキックがハーフラインを超える
キーパーがボールをキャッチ。そして、前方に大きく蹴り出しました。ナイスキックです。しかし、
審判の笛。「えっ、なんで?」と言うシーンを見た事はありませんか?
これは大会により、たまに適用されるルールなのですが、狭い会場だとキーパーのパントキックは
ハーフラインを超えてはならないと言うルールが追加される事があります。これがあった場合は、
ハーフラインから、相手チームの間接フリーキックになります。
狭い会場でキック力がある高学年だとお互いのキーパーが相手チームのゴール前にボールを蹴りあうと
言う展開になってしまう事があり、本来のサッカーの楽しみが無くなってしまう事があるのでこのルール
が適用される場合があります。
低学年で試合で見かけるありえないファール(笑)
サッカーのルールは想定外の状況に対しても一応(念のため)ルールが定められています。通常のサッカー
ではありえない状況でも低学年の子供達の試合だとある事もあります。審判をされている方も「あれっ?
これって、ファールだっけ?」と言うようなシーンです。
@スローインのボールが直接、ゴールイン
スローインしたボールが直接、ゴールイン。「ゴール!!!」と思ったら、審判の笛。スローインのボールが直接、ゴールに入っても得点にはなりません。大人のサッカーや中高学年のコートのサイズでは、ゴール
までスローインで強いボールを投げる事は出来ず、通常はありえません。
しかし、小さいコートで試合をする低学年でキーパーの子も慣れていないと直接、ゴールに入ってしまう
事があります。
この場合は得点にはならず、ゴールキックから再開です。
Aパントキックをしたボールをキーパーが自分でキャッチ
相手選手からのボールをキーパーがキャッチした場合、キーパーはパントキックと言って、ボールを
自分の前に小さく投げ、蹴りだす事が出来ます。普通は大きく前方にボールが飛びますが、低学年だと
ボールが自分の真上に上がってしまい、キーパーの子がまた、キャッチしてしまう事があります。
いったん、自分の手から離れたボールは他の選手が触るまで再度、キャッチは出来ません。
低学年では審判がファールを取らない事が多いのですが、正式には相手チームの間接フリーキックとなります。
Bキックオフから、いきなりドリブル
試合開始または点数が入った後はセンターサークルからのキックオフで始めます。普通はセンターサークルに二人の選手が入り、一人がちょんと少しボールを出し、次にもう一人の選手がボールをさわり、ゲームが
開始します。
ですが、低学年だといきなり、ドリブルを始めてしまう子供が居ます。(笑)もちろん、審判が止めますが。
低学年だと多分、審判が正しいキックオフを教えて、やり直しをすると思いますが、正式には相手チームの
間接フリーキックから再開です。